「真冬なのにTシャツでアイスクリームを食べる」…北海道「あるある」です。そこまで極端な例でなくても、北海道の住宅室温は暖かく保たれている場合が多いです。さて、公営住宅ではどのような仕組みになっているのでしょうか。
外壁は、断熱材を含めた厚さが約30㎝にもなります。暖房設備は、住戸内にストーブに灯油を供給するコックと給排気口が、前もって設置されています。屋外にある灯油タンクから燃料が各住戸に供給され、排気が屋外に出て行きます。灯油は、契約している業者が随時補充するので、「あ!灯油がもう無い!」と焦ることが全くありません。むしろ忘れてしまうほどです。請求明細を見るまでは…。また、排気を直接屋外に出すので灯油の臭さを感じることはありません。
富良野の寒さは、配管内にある水を凍らせ、膨張した水が配管を破裂させてしまうことがあります。なので、配管から水を抜く「水抜き」が必要となります。水廻りの近くにあるレバーを操作するという光景が、良く見られましたが、現在は、ボタン一つ、ワンタッチでそれができます。最近では外断熱の住宅が多くなり、建物全体が暖かいので、長期間留守にしない限り、ほとんど水抜きはしないそうです。
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